「BI」「BA」で何ができるのか?
データ活用で考えたい、もう1つのアプローチ
データ活用が重要度を増すなか、注目を集める「BI」「BA」
ここ数年、企業にとって大きなテーマとなっている「データ活用」。その重要度は増す一方です。あわせて、社内のデータを有効活用するためのツールとしてBI(Business Intelligence)を導入する企業も増加、さらにその先を行く最先端のツールとして「BA(Business Analytics)」が今、注目を集めています。まずは基本的なポイントとして、それぞれなにができるのかを解説します。
●BIとは
●BAとは
BIとBAの違い
BI・BAはどちらも「データを活用して意思決定を支援するツール」ですが、BIはデータ可視化により利用者に客観的な判断材料を提供し、利用者がそれらの材料を裏付けとして、自ら方向性やアクションを考え行動に移します。それに対し、BAは将来予測により意思決定におけるいくつかの選択肢を提示します。利用者はそれらの選択肢から「自らがとるべきアクションを選択する」といった意思決定をおこないます。
しかし、BAでなんでも予測できるかというと、なかなかそうはいかないもの。例えば、法人向け営業など、顧客や状況などによる変動が大きいものは既存データをもとにした予測は難しいなど、BAが適用できる領域は限られているのが現状です。これまでの予算と実績を分析し、次年度の予算を予測するなど、BAが得意とする領域を絞って適用することで、その効果を最大化できます。
どちらにせよ、BI・BAともに主に経営の意思決定において役立つツールであり、経営層などの利用が中心となります。
データ活用への、もう1つのアプローチ
データ活用というと、どうしてもBIやBAなどのツールでどうデータを分析するかに注目しがちですが、実はもうひとつ、別なベクトルでのアプローチもあります。それは、「現場業務でいかにデータを有効活用するか」ということ。一般的にBIツールでは、ダッシュボードなどであらかじめ決めたデータを定期的に確認・追跡することを得意としています。現場業務でも、様々なデータを集めてレポートなどにまとめて確認する機会は多いものの、その都度必要なデータが追加・変更されるケースも少なくありません。例えば、営業の月次報告レポートでも、顧客ごとの売上状況などの基本データに加えて、「今月、実施したキャンペーンの状況」などそのときに必要な指標を追加したいというニーズが出てきます。また、突発的に「特定の製品について、該当する条件にマッチした売上データをまとめたい」のようなデータ取得のニーズが発生することも。しかし、一般的なBIツールはあくまでも「事前に決めたデータ」の可視化を得意とし、状況に応じて必要なデータを追加するのが難しいケースもあります。結局、毎回Excelなどを利用して手作業で集計するしかなく、かなりの手間がかかることになりかねません。
社内でのデータ活用を考える場合は、「意思決定のためのデータ活用」と「日々の現場業務で求められるデータ活用」の2つのアプローチがあることを押さえておきましょう。
両方のアプローチ、どちらが自社に必要か検討を
データ活用に大きく2つのアプローチがあること踏まえ、自社ではなにを目的に、どこからデータ活用を進めるのかを考えた上で、必要なツールを検討しましょう。
特に現場業務でのデータ活用にお勧めしたいのが、「軽技Web」です。軽技Webは複数のデータベースから自由にデータを検索できるツールで、現場の社員自身で必要なデータを取得できるように。定型レポートの出力はもちろん、「今回はこの項目も追加したい」といったニーズにも柔軟に対応。突発的なデータ取得(非定型レポート出力)も容易で、現場におけるデータ収集~レポート作成といった一連の業務を大きく効率化します。
BI・BAによるデータ活用を進めるためにも、まずは社員がデータに自由にアクセスし、様々な角度・観点から活用する習慣を社内に定着させることは重要であり、そのためにも軽技Webは有効です。
せっかくツールを導入しても「使いこなせない・一部の業務でしか使えない」とならないよう、自社にマッチしたツールを見極めるところからスタートしましょう。
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