BIツール・帳票作成・データベース(DB)検索ソフト/軽技Web

富士電機

Introduction example

ソリマチ株式会社 様

顧客情報活用の業務効率を高め、営業活動の質を向上。業績の向上に直結するBIツールとして[軽技Web]を導入。

1955年、新潟県長岡市に財務会計事務所として創業。ホストコンピュータの導入を契機に会計のパッケージソフト開発に着手し、農業従事者をはじめとする小規模事業者のお客様とともに着実な歩みを続けてきた。
ソリマチ株式会社を母体とするハイテクノロジー部門は、4部門15社から成るソリマチグループの中核であり、「会計でみんなを幸せにする」のグループ理念を実践し、お客様のご要望に応える付加価値の高い製品・サービスを幅広く提供している。

背景と課題

業務部に依存していた営業部門向けデータ抽出・検索業務。
業務部担当者が抱える過度な業務負荷と、営業本部での非効率なデータ活用が課題。

営業が直接、データを抽出・検索し、業務に活用する仕組みの導入プロジェクトがスタート。

2019年4月、ソリマチ株式会社は、数あるBIツール候補の中から、富士電機製BIツール[軽技Web]の導入を決めた。
以前、データ抽出・検索業務は営業本部からの依頼を受けた業務部で対応していた。社内システムを自社で一から手組みし、データベースも自社で定義しているため、システム管理部門である業務部の担当者が顧客情報のデータに最も近く、扱える立場にあった。
営業本部や営業拠点の社員は営業活動に活用したいデータの抽出・検索を条件指定して業務部に依頼する。必要なデータは顧客情報が主で、抽出・検索結果をもとにDM発送やメール発信、あるいは訪問アポイントといった実際の営業アクションへとつなげていく。
「膨大な顧客データは営業にとって大切な情報資産に他ならない。今まで営業は宝の山であるデータから遠くにいて、営業業務にデータを活かせていない状況でした」。業務部統括マネージャーの細井英昭氏は導入の発端をそう明かす。
「ならば、営業が直接、ほしいデータの抽出・検索が自在にできるBIツールを導入しよう」。課題解決に向けた検討が始まった。

誰でも使えるシンプルな使い勝手のBIツール[軽技Web]にたどり着く。

導入にあたってはさまざまな要件があった。まずは、営業自らがほしいデータを迅速かつ容易に抽出・検索できること。「分析したり、グラフ化したり、そんな複雑な機能はいりません。シンプルで使い勝手がいい、それが大前提です。とはいえ、顧客情報は個人情報でもありますから、ログも取れないツールでは使いものにならない。セキュリティも大事な要件でした」と細井氏は語る。
選定には約1年を要した。比較検討を入念に行った結果、「我々がほしい機能を備えながら、営業担当者でも簡単に使えて、セキュリティも担保される。そのバランスに長けていた製品が軽技Webでした」(細井氏)。
CRM(顧客関係管理)をメインとした業務システムの見直しを推進するなか、業務フロー改善を実現するBIツールとして期待を込めての導入だった。

細井 英昭 氏細井 英昭 氏
業務部 統括マネージャー

解決と効果

業務部をデータ検索業務から解放。営業活動のさらなる進化を加速。

抽出依頼をなくすことで、業務部の負荷削減へ。情報システム本来の業務に人的資源を集中。

業務部にとってデータ検索業務は多大な負荷となっている。営業の条件指定どおりに業務部が抽出・検索したつもりでも、営業がほしかった情報と違うデータを提供してしまうことも多い。それを修正するやりとりがロスタイムとなって1日、2日過ぎることも少なくなかった。依頼は日に数件~10件、月間100件超えるときもある。今後、[軽技Web]の運用により、業務部はそうした負荷から解放され、情報システム本来の仕事に専念できる。細井氏は「依頼がなくなれば、1件ごとの処理時間を30分として月間最大約50時間の削減になるでしょう」と業務部にもたらされる効果を試算する。

顧客情報収集の精度を高めながら営業活動の質と幅を革新していく。

[軽技Web]による業務フローの改善は営業本部にも大きな恩恵をもたらす。「これからの営業本部は業務部を介さずに、ほしいデータを早く確実に抽出・検索できる。リードタイムが速まれば、いろんな試行をくり返して、さまざまな角度の顧客情報がアクティブに把握でき、より精度の高いデータの抽出・検索が可能となる。保守契約が切れそうなお客様への効率的な更新案内や、休眠中のお客様の掘り起し、新たな気づきを得て戦略を立案し、綿密にしてきめ細かな営業へと進化していく。それが一番の大きなメリットです」。業務部 参事の津端宏信氏は、[軽技Web]の活用で顧客情報が広く深く見渡せるようになり、営業が能動的に大きく変革していくことに並々ならぬ期待を寄せる。

津端 宏信 氏津端 宏信 氏
業務部 参事

フル活用できるExcelテンプレート機能。顧客情報のセキュリティにも万全の配慮。

[軽技Web]選定の要因のひとつに、Excelテンプレート機能がある。これは、帳票や集計表、一覧など、営業本部の日常業務に必要なデータやレポートがクリック一つで出力できる機能だ。使用しているExcelをテンプレートとして[軽技Web]に登録すれば、検索結果を指定したセルに貼り付けられる。「日次、週次、月次の受注・売上の実績管理から、顧客別、業種別、地域別など、複数の検索結果が貼り付けられ、今まで手作業だったグラフや表の作成が1クリックでできます」(津端氏)。さらに、スケジュール登録で、例えば、出社時にもうレポートが出来ているということも可能になる。
また、「軽技Web」はIPアドレスやパスワードでのアクセス制限、閲覧権限の設定、地域別部署別の制限、などによりセキュリティも万全で、「顧客情報は個人情報という我々のISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の観点とも合致しました」と、津端氏はもうひとつの選定要因を付け加えた。

今後の展望

約1年を費やして準備を推進。2020年5月の本格運用をめざす。

営業が積極的に使いこなせるように本格運用の前段階に万全な枠組みを。

データ抽出・検索の権限が与えられた営業社員全員が無理なく使いこなせるよう2019年4月の導入(契約)から慎重を期し、現在、本格運用の準備が進められている。富士電機のサポートと連携しながら、「開発部門でベースとなるひな形を作り、少しずつカスタマイズして、営業が積極的に活用してくれる枠組みを構築中です。本格運用は2020年5月を目標にしています」(細井氏)。
その間、営業は[軽技Web]のデモに参加し、本格運用の感触を体感した。津端氏は「業務部に依頼していたことが自分でできると知り、へえー!と驚きながら関心を示していました(笑)」とそのときの反応を振り返る。「実際に運用が始まれば、利便性と速さの違いを実感して活用頻度が増え、2020年内に具体的な成果が現れるだろう」と、両氏は期待する声に力を込める。

社名 ソリマチ株式会社
ソリマチ株式会社
所在地 東京都品川区東五反田3-18-6(東京本社)
設立 1972(昭和47)年10月
資本金 4,950万円
事業内容

自社ブランドパッケージソフト(業務、農業用)の企画・開発・販売・サービス提供/各種コンピュータシステムのシステム開発受託、データ入力受託、受託計算/Webサイト制作/運用・保守業務/その他各種ソフトウェアの調査・研究・開発等/サポートデスク/コールセンター

会計王
従業員数 国内205名・海外100名
会社URL https://www.sorimachi.co.jp/

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