Introduction example事例:東急コミュニティー 様
※本記事に掲載の人物の所属・組織は取材当時(2018年6月時点)の情報です。
背景と課題
アドオン開発ではなく「軽技Web」を導入したことで、
コストも機能も満たすシステムを実現できました
膨大な帳票と検索画面の開発が、コストを押し上げる要因に
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当社では、メインフレームをベースにスクラッチ開発した基幹システムを長期にわたり利用してきましたが、業務システムとの連携が不十分なこともあり、2010 年、これらを一斉にリプレイスするプロジェクトを立ち上げました。中核を担う会計システムはERPパッケージへの移行を決定したものの、基本設計を終えて開発規模が確定した段階で、コストが想定を大幅に上回ることが判明しました。急遽、工数・コストの削減が必要になったのです。特に問題となったのが、必要に応じて増やした結果2000 以上に達していた「帳票」とERP 標準機能では実現できない「検索などの補完機能」のアドオン開発で発生するコストでした。必要な帳票や機能を実現し、コストを大幅に削減するソリューションとしてBIツールの導入を検討し始めたのです。
森 伸英 氏
情報システム部
システム統括センター
システムソリューション
チーム マネージャー
帳票と検索画面を「軽技Web」で構築し、コスト削減に成功
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私たちが抱える課題を解決する手段として選定したのが「軽技Web」でした。旧システムの一部業務で既に利用実績があったことに加え、スクラッチ開発と比べて圧倒的に低コストで各種機能を実現できることが決め手となりましたが、それだけではありません。たとえば帳票開発では、紙と同じイメージをPCで閲覧できるだけの一般的な電子帳票ツールに対し、「軽技Web」ではデータをExcel形式でダウンロードして加工や分析に利用でき、活用の幅が広がります。
柏木 拓 氏(写真左) 、中山 絢子 氏(写真右)
情報システム部システム統括センター
システムソリューションチーム
何より、パッケージに業務をあわせるのではなく、業務にあわせてカスタマイズしやすい柔軟性も大きな魅力でした。
また、ERP パッケージではアドオン開発が必要とされていた各種検索画面や確認画面も、「軽技Web」ならば必要な条件や文字列検索などを自由に設定し、簡単に開発できます。帳票と各種画面のコスト削減でも「軽技Web」は活躍してくれました。
解決と効果
ERP パッケージの補完機能を短期間で実現
シンプルで使いやすいシステムを短期間で開発
要件定義にあたり、まず帳票の棚卸から始めました。既に使っていない帳票を廃止すべく利用状況を確認しつつ、富士電機とともに各帳票の実現方法を1つずつ確認していきました。その結果、必要十分な帳票に絞り、シンプルで使いやすいシステムを実現できました。
「軽技Web」での作業は、「アジャイル開発」のようなスタイルであり、仕様変更への対応も簡単です。画面の細かな修正などは、イメージをすりあわせながらその場で対応でき、開発のスピードUP につながりました。ERP本体と比べて遅れての開発スタートだったにもかかわらず、全体テストに間に合わせることができました。開発期間短縮という面でも、「軽技Web」の効果は大きかったと思います。
写真左から、井上 梨絵 氏、山田 剛 氏、星野 恵理 氏、高原 眞衣 氏
経理部 財務課
紙の帳票チェックから脱却し、支払い管理業務を効率化
不動産物件の管理・運営事業を展開する当社の経理部では、毎月膨大な件数の支払いを管理しています。その数は月10 万件にのぼり、締日前にはトラブルを回避するため、各部署が入力した伝票のチェックをおこなっています。
これまではバッチ処理によるチェック用帳票の印刷に大量の紙が必要なため「印刷は1日に2 回まで」と制限していましたが、「軽技Web」を導入したことで、各担当者のPC でいつでも最新の伝票情報を確認できるようになりました。「軽技Web」で開発した検索画面でデータを抽出することも簡単になり、紙を見て1つずつチェックしていたときと比べて格段に業務効率が向上しました。
このほか伝票の承認状況などステータスもリアルタイムに確認でき、早めに担当部署へ声をかけることで、締日直前の業務集中の改善にもつながりました。業務にあわせて使いやすい帳票や検索画面の実現に「軽技Web」は、大きく貢献しました。
今後の展望
社員の要望に応えながら、より利用しやすく便利なシステムへ
新システムによる業務効率化を全社に拡大
実は当初、経理部だけで利用することを想定して開発したのですが、いくつかの便利な機能について事業部門にも展開することにしました。新システムによる業務効率化を全社に広めるためにも、各部署で使える帳票を増やしていく予定です。
「軽技Web」は初心者の私たちでも使いやすく、ちょっとした修正ならば自分たちで簡単にできます。新たな要望にも大掛かりな開発なしに短期間で実現できるので、今後も社員からの要望に臨機応変に対応しながら、サービスレベルを向上させていきたいと思います。
社名 | ![]() 株式会社東急コミュニティー |
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所在地 | 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 世田谷ビジネススクエア タワー |
設立 | 1970年 4月 8日 |
資本金 | 16億5,380万円 |
事業内容 | マンションやビル、商業施設など多様な建物を管理・運営する総合不動産管理会社として業界トップクラスの実績を誇る。何十年先をも見据えて、建物の資産価値を高めるとともに、暮らしの安心を守るライフタイムマネジメントの考えに基づき、建物・暮らしの要望にお応えする幅広い事業を展開する。 |
従業員数 | (連結)15,077名(2021年3月31日時点) |
会社URL | https://www.tokyu-com.co.jp/ |
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