BIツール・帳票作成・データベース(DB)検索ソフト/軽技Web

富士電機

Introduction example

ニッタン株式会社 様

背景と課題

老朽化したBIツールのリプレースが急務に。現場部門のユーザが使いこなせるツールを選定。

一度の処理に30分近くかかることも…15年以上使い続けてきたBIツールは限界に

消防用設備全般の技術開発、工事施工、機器販売から保守点検まで防災システムをトータルに手がけるニッタンでは、海外製BIツールを15年以上前に導入し、活用してきました。毎月末に基幹システムのデータをDWHにコピーし、経営企画室がBIツールでデータを抽出、該当部署にメールで展開していました。これらのデータをもとに営業の売上集計や官公庁に提出する実績集計などを行っており、BIツールは業務を進めるために不可欠な存在でした。
導入当時は、ハードウェアのスペックを最小限に抑えていたうえ、長年の利用によるデータ量増加の影響もあり、処理速度が低下。一度の処理に30 分近くかかることもありました。ハードウェアの老朽化、ソフトウェアのサポート終了も問題となっており、リプレースを本格検討することになったのです。

購買統轄部 S 氏購買統轄部 S 氏

短期間での帳票・レポート移行はキューブを利用する製品では不可能

既存ツールのエンハンス・サポートが終了したことで、リプレースが急務となり、ツール選定を進めることに。5製品以上を比較し、現行業務と照らし合わせて使えるかどうかを検討しました。なかでも重視したのが「移行性の高さ」です。多くの製品はキューブを利用しており、既存の帳票やレポートを限られた期間で移行することができないうえ、導入後も情報システム部によるメンテナンス負荷が高く、運用は難しいという結論となりました。
そのなかで出会ったのが、キューブ不要で使える「軽技Web」です。データベースを直接参照するため、他製品の課題であったデータ移行やDB構築が不要であり、SQLダイレクト実行機能で帳票・レポートを簡単に移行できます。短期間での移行を目指していた同社にとって移行性の高さもメリットでした。

情報システム部 S 氏情報システム部 S 氏

解決と効果

「軽技Web」により既存業務内容を担保しながら、短期間での移行に成功

帳票の暫定移行はわずか2ヶ月で完了し、その後のメンテナンスはユーザ部門自身で対応

移行時は、約1ヶ月で「軽技Web」環境を構築後、まずは日々の業務を担保すべく、既存レポートのSQL文を軽技のSQL直接実行機能に貼り付けることで、暫定的に移行することに。この作業はすべて情報システム部自身で担当し、わずか2ヶ月で移行が完了しました。その後、メンテナンス性を高めるためにSQL文を軽技の設定画面から作り直しました。富士電機による操作方法の講習をユーザ部門担当者が受講したところ、GUIが分かりやすく、すぐに操作を習得でき、要望していた新規要件まで講習の場で実装し終えてしまったほどです。このように、大半のクエリ移行はユーザ部門担当者自身が実施しました。

吾妻 彩友子 氏
経営企画室 T 氏
経営企画室 N 氏
経営企画室 N 氏

レスポンスが改善し、営業店への資料展開を大幅に前倒しできるように

ハードインフラの更新と「軽技Web」の導入で、これまで30分以上かかっていたデータ抽出処理が、ボタンを押せばすぐにデータ出力されるようになり、経営企画室から各営業店に資料を展開する時間を大幅に前倒しできました。営業への数字共有が早くなった分、迅速な対応が可能になり、大きな効果をもたらしています。また、これまでは新規要件も情報システム部に依頼しなければならず、時間がかかっていましたが、「軽技Web」では、情報システム部に頼らずにユーザ自身で新規要件を実装することができます。一方で、要件によってはGUI設定では構造が複雑になりすぎてしまうケースもあり、その場合は情報システム部がSQL文を作成し、SQLダイレクト実行機能を利用して実装するなど必要に応じて使い分けられる点も高く評価しています。

経営企画室 K 氏経営企画室 K 氏

今後の展望

営業支援やRPA 連携など、様々な用途への展開を期待

自動化により業務の流れの効率化を目指す

今後は、月次の資料作成だけでなく日々の営業活動支援にもデータを活用していく予定です。たとえば顧客訪問前に過去の取引実績を確認するといったことも、「軽技Web」ならば1クリックで対応できますし、与信調査や営業店の実績を横串で把握するなど様々な用途に活用したいと考えています。データには個人情報も含まれるため活用は慎重にならざるを得ませんが、まずは事業部単位でアカウントを配布し、経営企画室からメールで展開しているデータを事業部側で自ら取り出せる仕組みから始める予定です。
また、社内で活用を進めているRPAツールと連携することで、データ抽出後の資料作成・メール配信まで含めた業務自動化にもつながると期待しています。

情報システム部 N 氏情報システム部 N 氏

社名 ニッタン株式会社
ニッタン株式会社
所在地 〒151-8535 東京都渋谷区笹塚1-54-5
設立 1925年(大正14 年)12月1日
資本金 23億250万円
事業内容 「お客様の大切な生命、財産を火災からお守りする」を理念に信頼性の高い総合防災システムを展開。自動火災報知設備、消防設備、防排煙設備などの技術開発から、製造、販売、施工、メンテナンスまでトータルに手がける。
従業員数 815名(2018年3月31日現在)
会社URL https://www.nittan.com/

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