BIツール・帳票作成・データベース(DB)検索ソフト/軽技Web
■軽技Web お客様インタビューソフトバンクモバイル株式会社

1日に数億件以上のトランザクションが発生するソフトバンクモバイル株式会社では、データウェアハウスのデータ收集分析ツールとして「軽技Web」を活用している。汐留の同社を訪問し、システム部門、ユーザ部門の方々に軽技Webを採用した理由について伺った。
※記事中の社名はインタビュー時の社名で掲載しております。
ソフトバンクモバイル株式会社
事業内容: | 移動体通信事業およびこれに付随する業務等、移動体通信にかかわる電気通信用品およびシステムの保守、販売、電気通信に関するソフトウエアの製作および販売 | ![]() |
---|---|---|
本社所在地: | 〒105-7317 東京都港区東新橋1-9-1 | |
サービス開始日: | 1994年4月1日 | |
資本金: | 1,772億5,100万円 | |
従業員数: | 約6300名 | |
売上高: | 1兆7,238億5,900万円 (2010年7月5日現在) | |
外部リンク: | http://www.softbankmobile.co.jp/ |
- もくじ
- 1.100TBの巨大DWHのフロントエンドツールとして「軽技Web」を導入
- 2.選定において重視したこと~ユーザの現行業務とのフィット性
- 3.軽技Webのシンプルさゆえの応用力を評価
- 4.今後の展望
100TBの巨大DWHのフロントエンドツールとして「軽技Web」を導入

情報システム・CS統括 情報システム
本部 経営基盤統括部運用2課 課長
松岡正喜氏
― ソフトバンクモバイルでは軽技Webをどのようにお使いですか。
データウェアハウス(以下DWH)に日々蓄積されるデータを軽技Webを通じてダウンロードし、レポーティングや分析などユーザごとにさまざまに活用しています。ユーザ数は約850名で、マーケティング、営業、カスタマーサービス、管理部門、広報などほぼすべての部門に渡っています。
― 軽技Webを使い始めたのはいつからでしょうか。
2010年5月です。
モバイル端末契約者数の増加によりデータ量が増え、旧来のDWHでは限界を感じていました。その頃、基幹システムをリプレースするプロジェクトが立ち上がり、DWH側でも全面的なリプレースが必要となったため、2009年4月に「DWH再構築プロジェクト」を立ち上げ、その中でユーザフロントとなるBIツールとして「軽技Web」の導入を決めました。
今ではアジア最大級のDWHのフロントエンドツールとして、軽技Webが活躍しています。
選定において重視したこと~ユーザの現行業務とのフィット性

情報システム本部 経営基盤統括部
定常型開発部 井岡 大氏
― DWHの検索ツールとして軽技Webを選んだ経緯をお聞かせください。
従来のDWHには検索ツールがバンドルされていました。リプレースするDWHにはバンドルされていなかったので、新たな検索ツールを早急に選定し、導入しなければなりませんでした。
製品選定においては、既にソフトバンクBBで導入実績のあった軽技Webと他社BI製品数点を比較検討しました。
選定にあたり求めた要件は3点ありました。
・ユーザ部門の業務遂行上で必要となる最低限の機能、要件
を満たしていること
・弊社セキュリティ要件をすべて解決できるツールであること
・低予算で導入が可能なこと
の3点です。
ユーザ部門の現行業務に照らしあわせて検討した結果、軽技Webは、求める機能、価格、保守のシンプルさなどトータルバランスで優れていましたので採用にいたりました。軽技Webはパッケージでありながらもカスタマイズの柔軟性もそなえていたのでその点は安心できました。
ソフトバンクBBでの利用実績があったので、製品に対する信頼性が高かったことも大きなアドバンテージでした。
軽技Webのシンプルさゆえの応用力を評価

情報システム本部 経営基盤統括部
運用部 SAP認定コンサルタント
山科 瞬氏
― 軽技Webを約1年間使用されて、評価はいかがでしょうか。
以下の点を評価しています。
1点目に、初心者にとっても使いやすいシンプルなツールなので、導入時の研修だけで導入後はツールに対する問い合わせは大きく減りました。以前のツールに比べ情報システム部門の負荷が軽減されました。
2点目は、従来はユーザ側で検索条件を管理していましたが、軽技Webはシステム側で一元管理できるので、ユーザの使い勝手およびシステム側のセキュリティ面が向上いたしました。現在登録されている検索条件は2万件、うち常時使用しているのは数千件です。
3点目に、WEBベースの検索ツールになったことでのセキュリティの向上があります。

プロダクト・マーケティング本部サービ スコンテンツマーケティング統括部
サービスマネジメント部
課長 加藤尚広氏
― ユーザの方に伺います。軽技Webをどのようにお使いですか。
マーケティング部門での活用の一例をお話しますと、携帯電話を通じて提供しているコンテンツが、どのような客層で利用されているか、解約されるのはどういうときかなど、多岐に渡るサービスを多様な切り口で分析するのに使っています。
― 評価はいかがですか。
まず速さを評価しています。以前のシステムに比べ、検索スピードが格段に速くなりました。もっともDWH自体をリプレースしているので相乗効果もあると思いますが、以前は数時間かかっていたような検索クエリがサクサクと動くようになりました。
以前はログインするのにさえ相当な時間がかかっていましたので、瞬時にログインして業務を行えるのでタイムロスがなくなりました。

プロダクト・マーケティング本部サービ スコンテンツマーケティング統括部
サービスマネジメント部 宮尾晃一氏
次に、機能がシンプルな点です。
以前利用していたツールは機能が多すぎて、使いこなすまでに時間がかかっていました。軽技Webになってからは、私のようにSQL文を書いて検索するハードユーザはもとより、初めてのユーザにとっても手順書どおりに進んでいけば欲しいデータを取得できるので、業務にデータを有効活用しようというユーザ層が広がりました。
軽技Webは、シンプルさゆえに応用力があり、変化の速い業界には向いていると思います。
今後の展望

― 今後の展望をお聞かせください。
軽技Webの導入では、従来の機能に合わせるために短い期間でかなりのカスタマイズをやっていただきました。ユーザ側は短い研修で従来と同じように活用できており、富士電機には感謝しています。
データは集めてみて、はじめてそこから見えてくるものがあります。これからも軽技Webでデータを收集分析し、次々と新しい展開をしていきますので、今後ともバックアップをよろしくお願いいたします。
― お忙しい中、貴重なお話ありがとうございました。
※記載されております会社名、製品名は、それぞれの会社の登録商標または商標です。
記載されている内容はインタビュー日現在のものです。
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