BIツール・帳票作成・データベース(DB)検索ソフト/軽技Web

富士電機

Introduction example

東急コミュニティー 様

※記事中の社名はインタビュー時の社名で掲載しております。

背景と課題

ユーザ部門での使い勝手・業務効率化を重視し「軽技Web」を導入

基幹システムのリプレイスにあたり、複雑化したBIツールも見直すことに

国内外の建築用、産業用のガラスを手がけるAGC 旭硝子では、国内ガラス事業におけるサプライチェーンを運用管理するホスト系基幹システムを20年以上使ってきました。そこで、保守コストの増大や、技術的な問題もあり、SAP 社製ERPをベースとした基幹システムの刷新を進めていました。従来の基幹システムでも、スクラッチ開発したBIツールを利用していましたが、複数のツールを組み合わせてやっと1つのレポートを作成できるなど利便性が悪く、業務効率に問題がありました。新基幹システムへの移行によりデータ構造も大きく変わり、以前のツールをそのまま利用できない上、保守コストが大きく、ハードウェアの保守期限も迫り、これを機にBIツールも移行することを決断。シンプルで使い勝手が良く、1つのツールで全情報が見られることを選定の条件に、検討を進めることとなりました。

細川 通孝 氏細川 通孝 氏
ビルディング・産業
ガラスカンパニーアジア事業本部
事業企画室 企画・戦略グループ
統括主幹

データ分析から日々の情報検索まで、幅広い用途に対応できる軽技Webを導入

対象事業では旭硝子の4 工場に加え、関係会社の製造物流拠点が20か所強、営業拠点が全国5拠点あり、数百人規模のユーザがおります。ユーザそれぞれのITリテラシーにはかなり幅があり、データの分析・加工などをおこなうユーザから、在庫や注文の状況を検索するだけというユーザまで利用方法も様々です。そこで、選定にあたり5製品ほどを比較しましたが、事前にキューブの設計・作成が必要な高機能BIツールは、社内で使いこなすイメージが持てませんでした。一方で「軽技Web」はデータベースのデータをそのまま取り出すというシンプルなツールで、使い勝手が大変魅力に思えたのです。一定数のユーザは、月次の売上や損益を経営会議に提出するフォーマットを展開する際などに、Excelによるデータの集計・加工をおこなっています。そのため、移行後も従来のフォーマットを利用できるように、ある程度、自由度を残してデータを抽出し、Excelで加工できるようにして欲しいという要望がありました。「軽技Web」はそのようなデータ活用がほかのBIツールに比べても非常に優れており、私達の持つ課題に対する最適なソリューションだと感じました。コストも他製品と比べて圧倒的に抑えることができる上、既に導入している他事業部の評価も高く、「軽技Web」の導入を決定しました。

解決と効果

軽技Web の導入で、使い勝手が大きく改善。業務の効率化に

1つのツールですべてのデータにアクセスできるように

「軽技Web」の導入・運用にあたって、社員に業務フローなどについてヒアリングをおこなった結果、事前に30 種類ほどの定型レポートを用意することになりましたが、「軽技Web」は操作が簡単なのでスムーズに進めることができました。複数のテーブルを集計・結合するためレスポンスが遅くなってしまうレポートについても、データウェアハウスをチューニングすることで解決しました。富士電機のエンジニアによるサポートもあり、時間が限られる中、無事すべての問題をクリアできました。2016年8月から本格的に運用を開始しましたが、使い勝手が大きく改善したと社員からも好評です。以前のシステムでは本社と関連会社、また、売上・在庫・物流などの情報種類別にBIツールが分かれていたため、ユーザは複数のBIツールに別々のIDでログインして、データをダウンロードし、最後にまとめて加工していました。

土屋 創 氏土屋 創 氏
情報システム部
グローバルIT 企画
グループ 主幹

「軽技Web」導入により、1度ログインすれば、会社を選択するだけで切り替えることができ、注文から製造、在庫、物流、出荷までの動きもすべて1つに結合して出力できるようになりました。複数のシステムに入っているデータであっても、1つのツールですべてアクセスできるようになった点が最大のメリットです。

スピード検索、帳票の自動生成などメリット多数

以前はデータのダウンロードに時間がかかるという声も多く、特にデータ量が膨大になる月次処理に関しては、1時間以上待ってもダウンロードできず、タイムアウトしてしまう事態も頻発していました。この点も「軽技Web」導入で大きく改善し、数秒から数分というわずかな時間でデータを抽出できるようになりました。
ほかにも、毎日チェックする帳票を出社前の時帯に自動生成することで、毎朝検索するひと手間が不要になったほか、SAP社製ERPのデータをブラウザベースで検索できるようになり、現場でも簡単に情報を確認できる環境を実現。

後藤 薫 氏赤澤 淳志 氏後藤 薫 氏(写真左)、赤澤 淳志 氏(写真右)
情報システム部
ガラスグループ 主席

さらに、分析やデータ加工などをおこなうリーダー層を中心に「軽技Web」の説明会も開催しており、ユーザが必要に応じて検索テンプレートを作成できる研修も実施しています。必要なデータをボタンひとつでExcelに出力できる点は評判がよく、すでに200~300のテンプレートが作成されています。ツールの使いやすさは教えやすさにもつながっており、問い合わせを受けた際の説明も容易になりました。

今後の展望

データを一気通貫で見ることで、より細かい分析を目指す

1つのツールですべてのデータにアクセスできるように

「軽技Web」は、国内ガラス事業のSCM 業務に必須な業務ツールとして定着。「 日々のSCM 業務(受注~生産~出荷)」、及び「経営層による分析」に必要な情報を効率良く見られる環境が構築できました。これからは、利用促進のフェーズに入り、経営層を含め、今まで以上に利用を促進したいと思います。

池田 勲治 氏池田 勲治 氏
情報システム部
ガラスグループ 主幹

社名 AGC旭硝子
AGC旭硝子
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号
設立 1950年 6月 1日
資本金 908億7,300万円(2016年12月末現在)
事業内容 ガラス事業、ディスプレイ事業、化学事業を中心に電子部材事業などを展開する。多様な素材・技術に関するノウハウを強みに幅広い業界へソリューションを提供。1950年代からグローバル展開も進め、世界最大のガラスメーカーとして世界中の人々の暮らしに貢献する。
従業員数 6,024人(2016年12月31日現在)
会社URL http://www.agc.com/

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