BIツール・帳票作成・データベース(DB)検索ソフト/軽技Web

富士電機

Introduction example

株式会社ハイレックスコーポレーション 様

全社のデータ活用基盤として様々な業務システムと連携
各部門の業務効率化・改善に大きく貢献

輸送用機械器具メーカーとして、各種コントロール・ケーブルの開発と製造販売を展開しているハイレックスコーポ―レーション。自動車をはじめ、その事業分野は幅広く、国内トップクラスのシェアを誇っている。スモールスタートで導入した[軽技Web]は、全社のデータ検索基盤となるBIツールになった。
全社員1,000名が利用し、今では様々な業務システムと連携。データ検索から帳票やレポート作成業務にフル活用している。

背景と課題

各部署からのデータの抽出・検索の依頼が、情報システム部門に集中
その対応に追われていた状況を解消すべく、BIツール導入を検討

月間40~60件のデータ抽出・検索依頼が殺到。急ぎの要件も多く、IT本来の仕事に影響が…

[軽技Web]の導入前、情報システム部門に当たるハイレックスコーポレーションのITグループには、全社各部署から、毎日、あらゆるデータの抽出・検索依頼が殺到していた。いずれも各部署の業務に直結した、データ活用の元となる要件ばかりで、その都度、依頼に応じて作業を行い、帳票や集計表をエクセル・データに落として即日回答のメール送信をくり返していた。
軽いもので10分程度、通常でだいたい20~30分の作業だが、複雑なデータとなると1~2時間を費やすこともあった。その数は1日2~3件、月間にすると40~60件にも上っていた。データ検索の依頼に追われ、ITグループとしての本来の仕事が停滞する状況を解消するために、打開策の一環として検討されたのが、BIツールの導入だった。

藤田 耕治 氏藤田 耕治 氏
株式会社ハイレックスコーポレーション
ITグループ インフラチーム

数あるBIツールの中から[軽技Web]に注目。必要な機能と導入コストが同社のニーズと合致

BIツールの選定を任されたITグループ インフラチームの藤田耕治氏は、候補の中から、富士電機の[軽技Web]に目を留めた。「世の中にBIツールは山ほどあって、ほとんどがいろんな機能が盛り沢山で価格も数千万単位。でも、私たちがほしい機能は限定的、多機能で高価なBIツールは必要ありませんでした」とその理由を明かす。また、「多機能であればあるほど、操作性の難易度は上がり、使いこなせるのは一部の人になる」とも危惧し、「数ある候補の中で機能が一番シンプル、簡単で使いやすく、これなら社員全体に浸透するのでは…」と判断した。
導入の決め手は、「第一に導入コスト。他のBIツールとは桁が違っていましたし、先々の運用コストなどを加味しても納得の金額でした」と藤田氏。実は[軽技Web]は、BIツールでありながら、現場での効率改善を図るEUCツールとしての側面を併せ持って開発された製品。他のBIツールと同じ役割ながら、シンプルさとコスト面で一線を画しているのが強みでもある。
*EUC(End User Computing;エンドユーザ・コンピューティング)

解決と効果

社員各自がデータを検索して活用。日常業務の大幅な効率改善を実現

ITグループは、本来の業務にシフト。社員は、自ら直接、データの検索を実行

導入後はITグループに依存することなく、業務に必要なデータは社員各自で抽出・検索、それをCSVやエクセルに落とし、用途に合わせ、自在に加工して完結し、適宜、業務に活かせるようになった。それまでデータ検索に必須だった依頼書の承認手続きからもお互いに解放され、全社でほしいデータの抽出・検索が早く容易になった。
一度、フォームやレポートができれば、以後は必要な時にくり返し使うことができる。また、先輩や同僚とのレポート共有や業務の引き継ぎ、異動先での利用などのくり返しで、軽技利用は全社に拡大した。

ポータルのメニュー画面に、[軽技Web]。 知らずに、日々、活用している社員も多い

「導入直後は誰も使ってくれませんでした。説明会や個別のレクチャーを積み重ね、利用者は徐々に少しずつ増えました」と藤田氏は当時を振り返る。その後、ポータルのメニュー画面に[軽技Web]を組み込んだことで、利用者数はさらに加速した。「メニュー画面からすぐ入れるため、[軽技Web]の名を知らずに活用している社員も多いはず。それほど全社に定着している」とのこと。「誰でも簡単にできる、その利用価値が浸透し、こうして長年継続して活用されています」と藤田氏は言う。

●システム構成

システム構成図

絶対に欠品が発生してはならない業界にあって、製品に関する、あらゆる情報を多角的に管理

主要顧客の自動車メーカーにおいて、部品供給の遅延は製造ラインの停止に繋がり、生産性の低下は大きな損失を生む。欠品が絶対に許されない業界の営業業務において[軽技Web]は重要な役割を果たしている。製品在庫の出荷実績や保有在庫数、欠品リスクが高い製品の生産計画など管理情報の「見える化」により、担当者は情報を即座に把握しネクスト・アクションにつなげる。
例えばある担当者は、欠品リスク製品の生産計画を確認し、1か月後の入荷予定に対する納品前倒し交渉を実施し、納期を2週間短縮することで欠品を回避する。このように重要度の極めて高い業務も[軽技Web]が支えているのだと、藤田氏は太鼓判を押す。

全社的な業務の改善と効率化・生産性の向上。[軽技Web]は多大なユーザメリットを実現

ITグループの業務改善・生産性向上がまず図られた。月60件の依頼、1件当たり30分として月30時間、日数換算で3.75日、年間だと45日分の効率化という単純計算になる。また、データ検索の汎用システムをスクラッチ開発したなら、1システム10人月、費用にして数千万円がかかったという試算も想定できる。藤田氏は、「具体的な効果を数値で示すのは難しいが、全社に定着し、日常の業務に長く幅広く活用されていることこそが最大の成果でしょう」と語る。

今後の展望

システム全体を進化させながら今後も[軽技Web]は継続して活用

[軽技Web]のバージョンアップにより新たにスケジュール機能を加えて活用

「以前はCPUの使用率がほほ一桁台でしたが、今ではちょっとでも[軽技Web]を止めると、すぐに電話がかかってくるほど、日常業務に浸透しています(笑)」。クエリ数で見ても、現在2,000を超え、以前より倍増していると藤田氏は言う。
今後は、「メインフレームのリプレースに伴い、ERPパッケージの導入を予定。併せて、[軽技Web]をバージョンアップし、スケジュール機能(複雑なSQLを夜間のスケジューリングで実行し、アップしたら指定したフォルダーにデータを落とし込む機能)を活用できるようにしたい」。ITグループ内の動向をふまえ、藤田氏は先の展望についてそう言及した。

社名 株式会社ハイレックスコーポレーション
株式会社ハイレックスコーポレーション
所在地 兵庫県宝塚市栄町1丁目12番28号
設立 1946年1月20日
資本金 56億5,700万円(2017年10月)
事業内容 自動車、船舶・ボードなどの各種コントロール・ケーブルの開発・製造販売、建設機器・産業機器のアクセルアクチュエータの開発・製造販売、医療用機器の製造販売
従業員数 グローバル:12,969名 国内:1,003名(2017年10月)
会社URL http://www.hi-lex.co.jp/
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