Introduction example事例:協和キリン 様
「軽技Web」 お客様インタビュー :協和キリン株式会社様


抗体技術、バイオテクノロジーに強みを持つ協和キリン株式会社では、データベースの検索ツールとして「軽技Web」を採用している。営業本部業務管理部IT企画グループ長 富林義美氏、同課長補佐 梅原正寿氏、情報システム部 楠本貴幸氏に「軽技Web」をどのように活用しているのか、お話を伺った。
協和キリン株式会社
事業内容 | 医療用医薬品の製造・販売を行う事業持株会社。医薬事業を核として、バイオケミカル事業などを協和キリングループとして展開。 |
---|---|
本社所在地 | 〒100-8185 東京都千代田区大手町一丁目6番1号(大手町ビル) |
設立 | 1949年7月1日 (2008年10月1日付でキリンファーマ株式会社との合併により商号変更) |
外部リンク | http://www.kyowa-kirin.co.jp/index.html |
- もくじ
- 1.協和キリン株式会社の業態
- 2.富士電機から「軽技Web」を導入した理由
- 3.「軽技Web」を営業支援のために活用
- 4.「軽技Web」および富士電機への評価
- 5.今後の展望
協和キリン株式会社の業態
― 今日は、「軽技Web」をどのように活用されているかお話を伺いたいと思います。まず協和キリン株式会社の業態についてご紹介をお願いします。

協和キリンの主な医薬品
協和キリン株式会社は、2008年10月に協和発酵工業株式会社とキリンファーマ株式会社の経営統合により発足した会社です。
がん、腎、免疫疾患を中心とした領域で、日本発のグローバル・スペシャリティファーマ(※)を目指して、新薬の研究開発から製造、販売までを行っています。
※スペシャリティファーマとは得意分野に絞り込んで研究開発を行い、国際競争力の強化を図る新薬開発企業を指す
富士電機から「軽技Web」を導入した理由

営業本部IT企画グループ長 富林義美氏
― 「軽技Web」を導入することになった経緯についてお聞かせください。
協和キリンでは、もともとデータベース検索に自社開発ツールを使っていました。ですが、だんだんと使い勝手が悪くなってきていました。「軽技Web」は 、2002年に人事部門で導入したのが最初で、医薬品部門では2004年に導入しました。
― 検索ツールはどのように探されましたか。
これはと思う何社かのBIツールのパンフレットを取り寄せたり、ご来社いただいてお話を伺ったりしました。「軽技Web」は既に社内で実績があったので候補に挙げました。
― 検討時に重視したのはどういう点だったのでしょうか。
一番大事にしたのは、初心者にも使いこなせるツールであるかどうかです。その上で、導入コスト、運用コストがリーズナブルであればより望ましいという点を踏まえて検討しました。
― 最終的に「軽技Web」を選んだ理由はなんでしょうか。
軽技Web」はBIツールに比べ、柔軟かつシンプルなツールで、初心者であっても十分に使いこなせると判断したことが1点と、もう1点は「軽技Web」はサーバごとのライセンスでユーザごとのライセンスではないのでリーズナブルな点です。既に社内で実績があったことも安心材料でした。

「軽技Web」を営業支援のために活用
― 協和キリンでは「軽技Web」をどのように使っていますか。
主に全国に1400名いるMR(Medical Representative・医薬情報担当者)の営業支援のためにシステムから販売数値データを抽出するのに活用しています。直接のユーザは、本社内スタッフ、支店の営業サポートチーム、営業所のアシスタントを中心に約300名です。

協和キリンの情報活用体制図
MRが「必要とする情報」をスピーディに提供するために「軽技Web」はなくてはならないものになっています。
― 「MRが必要とする情報」とはどのような情報ですか。
MRがほしいのは、特約店(医薬品専門卸)を通じて医療機関や調剤薬局に納入された医薬品の販売データです。

協和キリンの商流
弊社の直接の売上先は特約店ですから、システムに入っている会計上の売上は特約店への売上高です。しかし、MRは特約店の売上先である医療機関等に宣伝活動をしていますので、特約店の販売データが必要です。

営業本部IT企画グループ
課長補佐 梅原正寿氏
― 特約店の売上もわかるのですか。
特約店の販売情報は、デイリーにオンラインを通じてシステムに取り込まれます。取り込んだ日次データを、ユーザが「軽技Web」を使って抽出し、MRが必要とする形態で提供しています。
例えば、MR個人別の売上データ、週単位での売上データ、月初何日間かの売上データ、またはある医薬品の詳細なデータなど、営業現場からのニーズに合わせてさまざまな形でデータを抽出し、提供しています。
― どの医薬品が、どこの病院にどのくらい納入されているかということが重要になってくるわけですか。
医薬品会社は何社もあり、同じような効果の医薬品もたくさんあります。ある医療機関にこの前まで納入されていた医薬品の納入がなくなったということがあれば、MRはそれに気づき、原因を突き止め、次のアクションを起こさなければなりません。
実は、システム側にも実績の数字を表示させる機能はあるのですが、定型フォームでしか表示できず、ユーザのすべての要望にタイムリーに応えることは困難です。
システムの変更は多大な時間とコストを要します。それでは変動の早い市場には対応できず、現場の要求に応えられません。必要とされる情報をタイムリーに取り出すために、今や「軽技Web」はなくてはならないツールになっています。
― 「軽技Web」で抽出しているという特約店の数や扱うデータはどのくらいですか。
取引のある特約店は約100社あり、特約店が納入している医療機関は10数万件になります。扱うデータ量は、日々8万レコード、年間では2000万レコードです。
― ユーザ教育はどのようにされてますか。
導入時は各支店の代表者に対して本社で研修を行い、研修を受けた代表者が自身の担当する管轄内への浸透を図りました。以降は、各支店の営業サポートチームがユーザ教育を担っております。
「軽技Web」および富士電機への評価

情報システム部 楠本貴幸氏
― 2011年1月のデータサーバ更新後の「軽技Web」の使いごこちはいかがでしょうか。
今まで「軽技Web」が原因で不具合が起きたこともありませんし、データ作成上で不安を感じることもなく、非常に安定して稼働しています。
データベースサーバの刷新により速度が増し、「軽技Web」のバージョンアップで機能が向上しており、満足度が上がっています。
何よりありがたかったのは、一般にパッケージ製品の導入では、変更の要望が通りにくいことが多いですが、富士電機はこちらの環境に合わせて真摯に対応してくれました。
もちろん、なんでもというわけにはいかないと思いますが、「軽技Web」を使い続けたいというこちらの要望に応えようとしていただいたことに感謝をしていますし、非常に助かりました。
今後の展望
― 今後の展望をお聞かせください。
富士電機とは、「軽技Web」だけではなく、過去には工場の物流センターの立ち上げのときにもシステム面でご協力をいただいています。
協和キリンが強みとする抗体技術を利用した「抗体医薬」は、生体が持つ免疫力という防御システムを医薬品として疾病治療に活かそうとするものです。
これからも、世界の人々の健康と豊かさに貢献する、グローバル・スペシャリティファーマを目指していきますので、今後とも多面的なバックアップをよろしくお願いいたします。
― お忙しい中、貴重なお話ありがとうございました。
※取材日時:2011年 3月
※記載されております会社名、製品名は、それぞれの会社の登録商標または商標です。
記載されている内容はインタビュー日現在のものです。
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