BIツール・帳票作成・データベース(DB)検索ソフト/軽技Web

Karuwaza Web for Factory

現場から進める製造業DX
IoTデータを用いた稼働分析・モニタリング・
予兆保全を手軽に実現

「現場主導での
製造業DX」をサポート

SUPPORT

製造業の現場では、早くからファクトリーオートメーションを推進してきた一方、センサデータなどIoTデータの活用は、思ったほど進んでいないのが現状です。MOM(製造オペレーション管理)階層モデルにおけるレベル1(計測・駆動装置を活用した装置制御)までは実現していても、レベル2(センサーデータの監視・モニタリング)は手つかずというケースも少なくないのではないでしょうか。
「軽技Web for Factory」は、高度なITスキルがなくても、短期間でIoTデータを活用した稼働分析やモニタリングを実現できるソリューション。簡単な操作で自由にデータを活用できるBIプラットフォーム「軽技Web」をベースに、製造業の現場で必要なデータ分析のテンプレートを提供し、「現場主導での製造業DX」をサポートします。

製造業現場で
よくある課題

ISSUES

  • ISSUES 01 繰り返されるチョコ停。
    対症療法的
    事後保全の限界

    根本的な原因の分析・解消ができず、短時間の生産ラインの停止にはその都度対応を繰り返すしかありません。

  • ISSUES 02 人も予算もない。
    でも、現場のデータ活用は
    諦めたくない

    大規模なシステムは高額で、導入までに時間・工数もかかり、それを操作する専門家が必要で、データ活用が進まない。

  • ISSUES 03 システムを導入したが、
    ニーズの変化に
    追随できない

    要件定義後に構築したダッシュボードはニーズの変化で陳腐化。しかし再構築は負担が大きく、迅速な対応ができません。

「軽技Web for Factory」で解決

SOLUTION

現場担当者のために開発された「軽技Web for Factory」は、テンプレートをもとに手軽にデータ活用をスタートできることが特長です。蓄積されたデータを取り込むだけで必要な形に可視化、トラブルの原因分析や予兆保全などを実現します。

製造現場の実態に即した
テンプレートで、現場特有の
課題を解決

もう、対症療法に追われる日々は終わりです。あらかじめ用意された分析テンプレートが、これまで見過ごされてきたチョコ停の根本原因を即座に可視化。熟練者の経験や勘だけに頼ることなく、誰もがデータに基づいた客観的な判断を下せるようになります。これにより、突発的なライン停止を未然に防ぐ「予兆保全」への移行を強力に支援。問題が発生してから対応する事後保全の限界を乗り越え、計画的で安定した生産体制の構築を実現します。

高度な知識がなくても、
低コストで
すぐにデータ活用をスタート

専門家も高額な初期投資も、もう必要ありません。SQLなどの専門知識がなくても、現場担当者が日常的に使い慣れた操作で、導入したその日からデータ活用を開始できます。大規模システム導入にかかる時間や工数を大幅に削減し、限られた予算内でスモールスタートが可能。コストを理由に諦めていた現場主導のデータ活用を、手の届く現実的な選択肢へと変え、迅速な投資対効果の実現をサポートします。

データベースへの
直接アプローチで、
自由な分析が可能に

軽技Web for Factoryは、データベースに直接アクセスし、必要なデータを自由に取得できることが特長。要件定義や細かなデータ設計などは不要で、すぐにデータ分析を開始できます。また、テンプレートも自由に変更でき、「上下限超回数チェックのテンプレートをベースに、複数個所のグラフを並べて表示する」などの調整も簡単です。変化するニーズに対応しながら、現場の状況にあわせて「今、必要なデータ」を「今、必要な観点」で、分析できます。

テンプレート例

TEMPLATE

  • チョコ停集計(オフライン分析)のグラフ

    チョコ停集計
    (オフライン分析)

    装置・製造ラインでチョコ停が発生してから復旧するまでの時間を可視化します。「アラート発生から停止までの時間」や「停止原因の確認から復旧までの時間」をグラフ化することで、時間がかかる要因が対処開始までにあるのか、対処自体にあるのかを切り分けて分析できます。

  • 上下限超回数チェック(オンライン分析)のグラフ

    上下限超回数チェック
    (オンライン分析)

    装置・生産ラインにおける上限値と下限値を設定し、製品の状態が上下限に抵触していないかを可視化。設定した回数以上超過した際に、アラートと作業手順書を提示し、対処へのアクションを実施。

  • 平均値チェックのグラフ

    平均値チェック

    データの中心を示す基本的な統計量。工程平均の偏りを監視し、管理図の中心線としてプロセスの傾向を評価する基準となります。傾向を事前に捉える事で、不良発生前の早期発見、未然防止になる

  • シューハート管理図のグラフ

    シューハート管理図

    製造工程が統計的に安定しているかを判断する品質の管理手法。管理限界線を用いて、偶然のばらつきと異常原因を区別し、設備の故障などの問題を早期に発見できます。

  • MSPC(多変量統計的工程管理)のグラフ

    MSPC
    (多変量統計的工程管理)

    温度や圧力など、複数の変数を同時に監視し、その相関関係からプロセスの異常を検知する手法。複数の変数を同時に監視しなくても、1つの指標(Q値)を監視する事で、複数の変数やプロセスを管理できるメリットがあります。

導入事例

CASE

軽技Web for Factoryの開発にあたって、富士電機・吹上工場にて実証実験を実施。高いシェアを誇る電磁開閉器の新シリーズ開発に活用し、大きな成果をあげています。

課題
35年ぶりのモデルチェンジにあたり、生産ラインを再構築することに。新たなラインにおいて稼働率を向上させ、生産性・品質を担保するために、設備状態の可視化は欠かせません。さらに、可視化したデータを活かして、いかに設備保守業務を効率化するかも大きな課題でした。
軽技Web for Factoryを活用
装置の高さや幅を測定した結果をオンラインで分析、上限・下限値を超えた際のアラートで早期に不良品を発見でき、不良率の低減、不良品の流出防止を実現しています。また、「上限・下限値は超えていないものの、値が一定しない」など、トラブルの予兆も把握できるように。職人の勘に頼らない、モニタリング体制を整えることができました。
そのほか、製品や設備に関するアラートについて、傾向をオフラインで分析し、稼働率低下の原因特定にも活用しています。

価格

PRICE

軽技Web for Factory はオープン価格です。
価格は導入する規模、仕様により異なります。詳しくはお問合せください。

システム連携

SYSTEM COOPERATION

帳票ソフト/ERP/DWH/ワークフローなど幅広いシステムと連携することで、企業の情報活用を促進します。

課題解決

SOLUTION

軽技Webは各種業務課題を解決に導きます。それらのユースケースをご紹介します。

導入の流れ

FLOW

軽技Webはパッケージ購入のみでお客様自身でご設定いただく「セルフスタートプラン」、お客様の導入作業を富士電機がサポートする「スタンダードプラン」、お客様の課題にあわせて各種連携ソフトの導入などを組み合わせた総合的ソリューションを提供する「カスタマイズプラン」の3つのプランがあります。

  1. お問合せ

  2. お打ち合わせ

  3. お見積り・ご注文

  • セルフスタートプラン

    お客様自身でインストール・各種設定をしていただきます。
    お客様がマニュアルにそって作業をしていただきます。

    1. 導入計画

    2. インストール・設定作業

    3. トレーニング

  • スタンダードプラン

    富士電機がお客様をサポートしながらインストール・設定を行います。作業はお客様が行い、富士電機が不明点などを技術サポートさせていただきます。

    1. 導入計画

    2. インストール・設定作業

    3. トレーニング

  • カスタマイズプラン

    富士電機か弊社パートナー(SIer)がお客様のご要望に合わせて、連携ソフト設定からカスタマイズまで、各種ソリューションをご提供します。

    1. 導入計画

    2. インストール・設定作業

    3. カスタマイズ・ソフト連携

    4. トレーニング

※トレーニングはオプションとなります。
詳しくはこちらをご覧ください。

運用開始

システム構成例

SYSTEM CONFIG

軽技Webは、小規模利用(数名)から大規模利用(数万名)まで、幅広いユーザ環境に対応しています。大規模利用の際には、複数台軽技Webサーバを使用した構成により、高いアクセス負荷や大量のデータ登録にも耐えられる、可用性を持ったシステム環境を構築できます。

シングルサーバ構成

1台のWebサーバと複数台のデータベースサーバで構成する標準的な構成。

複数台のデータベースサーバに1台の軽技Webサーバで構成。複数台のクライアント端末で使用。

軽技Web製品ライセンスの購入数
軽技Webサーバライセンス×1
マルチサーバ構成
(大規模ユーザ向け)

複数台のWebサーバとデータベースサーバの構成。

複数台のデータベースサーバに複数台の軽技Webサーバで構成。複数台のクライアント端末で使用。

軽技Web製品ライセンスの購入数
軽技Webサーバライセンス×3
データベースサーバ共有構成
(小規模ユーザ向け)

1台のサーバでWebサーバとデータベースサーバを共有する構成。

一台のサーバにデータベースサーバと軽技Webサーバを構築。複数台のクライアント端末で使用。

軽技Web製品ライセンスの購入数
軽技Webサーバライセンス×1

動作環境

SYSTEM REQUIREMENTS

動作環境については、下記よりご確認ください。

サポート情報

SUPPORT

軽技Webのセミナーや
サポートに
関する情報を
ご案内いたします。

セミナー/イベント情報や、各種サポートサービスをご紹介いたします。最新版へのアップデートやご利用中のお客様向けサポートサイト「KARUWAZA SUPPORT SITE」へのご登録・ログインもこちらのページから行えます。

よくあるご質問

FAQ

Q.ITの専門知識が全くありませんが、本当に使えますか?
A.はい、お使いいただけます。軽技Web for Factoryは、IT専門家ではない現場担当者の方々が直感的に操作できるよう設計されています。また、IoTデータを可視化するテンプレートが用意されているので、マウス操作だけで分析結果を確認できます。
Q.導入までには、どのくらいの期間がかかりますか?
A.お客様の環境にもよりますが、最短で数日から2週間程度で基本的な分析を開始できます。特に標準搭載の「現場課題テンプレート」が持つテンプレートViewを利用すれば、データソースの接続設定完了後すぐに分析を始めることが可能です。
Q.どのようなデータを分析できますか?
A.PLCや各種センサーデータを軽技Webが対応するOracleやSQL Server等のデータベースに格納して頂ければ、軽技Webを活用して分析できます。※IoTデータを格納するデータベースはお客様にてご用意ください。
Q.クラウド版とオンプレミス版はありますか?
A.オンプレミス版のみで提供しています。
Q.サポート体制はどうなっていますか?
A.導入後の操作方法に関するご質問から障害時のサポート支援まで、専用のサポートサイトにて対応させて頂きます。お客様のデータ活用が定着し、成果に繋がるまで、継続的にご支援します。
Q.まずは試してみることはできますか?
A.はい、可能です。一定期間、製品をお貸し出し致しますので、お客様の実際のデータを使って効果を検証いただけます。詳しくはお問い合わせください。

ユーザ業務の効率化を加速させるならBIツール「軽技Web」におまかせください!

軽技Webでは、業務のあり方を大きく変え(DX推進)、手間がかかっていた作業の効率化/自動化を実現し、生産性を高めます。データの有効活用を検討されている方、お悩みの方は、お気軽にお問合せください。専門のスタッフが丁寧にご対応させていただきます。